琵琶湖周遊街道シリーズ その10
 開催日  2020年9月22日(火 秋分の日)      
 集合場所  JR東海道線 彦根駅 8時55分 
 目的地  ビワイチ観光ウオーキングコースで近江八幡市長命寺バス停まで 
 その後JR近江八幡駅までバス
 歩行距離    およそ18km 長命寺バス停から長命寺までは1.3㎞ 
 行程   9時00分彦根駅バス出発 9時30分三津屋バス停着 
 14時30分長命寺バス停着  
昼食  近江八幡国民休暇村前で持参の弁当 沖島との距離

    

   道中記 (コロナはどこへ 賑わいの琵琶湖)
  1 彦根駅から柳川緑地公園
 
やっと秋の空気が感じられるようになりました。この日は軽い上着を用意しての催行です。

彦根駅前9時発のバスで、930分に前回の到達点三津屋バス停に着きました。運転手さんに、これから長命寺まで歩くと宣言したら、手を振って送ってくれました。

右手に琵琶湖を、正面に松並木、左手に刈り入れ近い水田、ところどころ家屋が連なっている集落が現れる平坦な道を歩き始めると、湖沿いに墓地があり、秋の彼岸のお参りをする方たちを見かけました。参加者は、自分ちの墓の心配しつつ、墓地の入り口を見ると、右の入り口は薩摩町墓地公園、左の入り口には柳川町墓地公園と書かれていました。二つの町の歴史を想像しながら通り過ぎました。

さらに行くと、大きなテントがそこここに張られた緑地公園がありました。時刻は1030分。
 最初の休憩。今日は体力回復用のお菓子は持ってなかったのですが、熱中症予防の岩塩キャンディを食べての休憩、ここが前回目標にしていた柳川緑地公園でした。大きなテントは個人が持ち込んだもの、それが立ち並ぶ光景は、東京がGoToトラベルの対象になってない中の、四連休最終日を象徴する景色でした。

2 柳川緑地公園~堀切港
 秋の風のおかげか、脚は快調です。
 今年の夏は外に出るの嫌だった、その代わりお金は減らず、体重は増えた、それにしても暑さが応えたのは歳のせいだろうかなど、噂話も交えて話しながら、昼食の場所を探し、昼前に愛知川を渡り水車橋交差点も過ぎてしまいました。快調です。

 地図によると、この辺りは「大中の湖干拓地」といい日陰の無い一帯。正面には標高300400mの山があり、その裾を湖沿いに林の中を行く道があるので、その道を行けば日陰て湖の見える場所もあるだろうと、期待しながら林に向かいました。

林に入り峠を越えると右手は入り江になっていて「堀切港」という港。
 ここは、琵琶湖に浮かぶ日本で唯一の、淡水湖にある人の住む島沖島への連絡船の港です。小さな連絡船が一日に10便以上あり、竹生島に行く長浜港や今津港より生活感に満ちた港でした。
 沖島は沖にある島なのですが、歩いてる道路があるここの地名は沖島町、この辺りは沖島の生活圏だったのだろうと想像しながら先に進みました。


 3堀切港~長命寺
 港から休暇村までは思いのほか近く、路肩に駐車していたパトカーに道を譲ってもらい、休暇村前の砂浜に設けられたベンチでお握りの昼餐にしました。
 時刻は13時。駐車場にはたくさんの車、岸辺で水遊びの親子連れ、沖に向かって泳いでいくおじさん、砂浜でトランプに興じる若い女性グループ、ベンチに座りお昼を食べているたくさんのグループ。9月下旬の水辺は賑やかでした。

目の前には沖島と、こちら側からの半島が見られます。その幅約1㎞。30代の頃なら泳いで渡れたな、という夢のような独白を聞きつつ、13時15分に出発しました。

多くの車、バイク、自転車が行き交う狭い道は、怖い。車が突っ込んでくるのではないかとか、自転車がぶつかってくるのではないかとか、蛇が出てくるのではないかとか想像しながら歩いた狭い道の先に、駐車場があふれるほど混んでる店がありました。時刻は1405分。お昼の時間は過ぎているのに次々車が停まり、お洒落した老若男女のグループが店の前に列を作り、店員さんが野外で注文を聴いていました。  

少し離れたところでカップのアイスクリームを食べていた同世代かやや年長の女性二人連れに、「この店なんですか?」と訊くと、「眺望がええさかい、みんなきてるんとちがいますか。あひるさんもこうてはるし。わたしら近くに住んでるさかい、よう来てますけど、眺望がええんです。」とのことでした。四連休最後の日、琵琶湖沿岸は人気のエリアの連続でした。


 4長命寺~近江八幡駅
 ここから23回カーブを曲がると視界が広がり、長命寺温泉という日帰り温泉施設があり、更に行くと長命寺そばと掲げられたお土産屋さんがあり、長命寺バス停に到着、時間は1425分でした。

お寺のスタンプを集めている参加者が、長命寺への800余段の階段を往復するのを待ち、1525分のバスで近江八幡駅に向かいました。

バスは近江八幡の水郷近くを通りました。ここにもたくさんの観光客。若い人たちの熱気があふれる近江の里でした。


         

  
 彦根駅から近江八幡駅のだいたいの位置
 
 柳川緑地公園の賑わい
 
 堀切港と沖島
 
国民休暇村前の浜辺
 
賑わうお店前の駐車場 


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