開催日 | 2021年3月28日(日) | ||
集合場所 | JR東海道線 草津駅 9時20分 | ||
コース | 草津駅から琵琶湖博物館までバス 琵琶湖博物館から瀬田の唐橋までビワイチウオーキングコース 瀬田の唐橋から大津駅まで東海道 |
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歩行距離 | およそ21km | ||
行程 | 9時57分琵琶湖博物館出発 12時湖岸緑地で 昼食 12時50分近江大橋 13時20分 瀬田の唐橋 14時40分 義仲寺 15時00分大津駅到着 |
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昼食 | 湖岸緑地の四阿でお弁当 | 琵琶湖東岸 東海道本線と大津の町 |
道中記 (春愁を超えて) | |||
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琵琶湖一周最終回です。
3月21日に予定していた会でしたが、その日は春の嵐という天気予報で1週間遅らせての開催にしました。しかし、この日も予報は雨。でも、去年叶わなかった花の下の琵琶湖を歩きたい、先週の雨も予報ほどではなかったので今週もいいだろうという勝手予想で、決行しました。 折から青春18きっぷの運用期間、例年なら大勢の乗客で混み合うと思われる米原行きの普通は、座ることができるくらいの混み具合、新型コロナの影響を感ぜざるを得ません。 車中の話題は、新型コロナのせいか齢のせいか、今年は春になっても気持ちが浮つかない、春が怖い、というものでした。Nさんによれば俳句の季語に「春愁」というのがあり、春の日何となくけだるい状態になるという意味の言葉だそうです。 春が怖いといっても、そんな言葉があるくらい普通のことだと気が楽になり、話題は今日のコース、次回予定している中山道和田峠越えのことへと移っていき、いつとはなくいつもと同じ出発前の雰囲気になっていました。 今回は乗り継ぎの時間が短く、米原駅で4分、草津駅で5分の待ち合わせ時間でした。関ケ原あたりで降り始めた雨は草津では上がり、駅前広場のバスへの乗り継ぎも傘は不要、予定のバスに乗ることができ9時50分琵琶湖博物館前に立ちました。 バス停を出発し、琵琶湖博物館を周回してからさざなみ街道を南下します。さざなみ街道は、自動車と自転車に快適な県道。歩道は例によって河川管理用道路で、歩道の半分が低速走行の自転車用道路になっています。 道路と湖岸の間はきれいに整備され、キャンプ場が続いていました。雨の天気予報にもかかわらず、キャンプを楽しむ家族連れやグループのテントが点在し、そこここからBBQしてるぞ、という肉のにおいが漂って来ました。 対岸は懐かしい坂本の町と比叡山。行く手には大津のマンションなどの高層ビル。比叡山の山頂は雲に覆われていましたが、京阪神大都市圏に組み込まれている大津京の今を見ることができました。 湖面にはたくさんの釣り船、湖岸にも長い釣竿を持った釣り人、内湖の漁港には所狭しと漁船が係留されています。少し下流には「瀬田シジミ」いう看板が掲げられ、琵琶湖の豊かさを感じます。 12時近くになり雨が降り始めました。ちょうど湖沿いの公園に屋根付きの東屋があったのでここで昼食。みんなで食料を分け合い、大津駅で予定している打ち上げに応えない程度の量の食事をして、傘やカッパで身支度して12時30分出発。
扉に造船所と書いてある湖面に行くまでに県道を横断しなければならない建物を過ぎると、その先に東海道の瓦葺の家並み、瀬田の唐橋と続いています。
唐橋は歩道の拡幅工事をしたところらしく、金色の欄干で歩きやすくなっていました。中島にビワイチ終点始点の看板があり、一周193kmと表示がありました。ここが琵琶湖一周コースの起終点、長い旅ももうすぐ終わりです。
橋を渡りビワイチコースに別れを告げ、東海道に入ります。地名は瀬田、石山、膳所など、風景は鉄道の高架や大きな工場群、膳所城跡、義仲寺と続き、滋賀県庁やNHK大津放送局の前を通って3時ちょうどに大津駅に到着しました。懐かしの大津駅、2019年10月の出発の時が脳裏に浮かびます。 3人での打ち上げは、ビールとお茶と近江牛のコロッケと小鮎の佃煮という琵琶湖名物を網羅した豪華版。春愁を忘れて、次回からの中山道やその先に続く世界の道に思いを馳せたのでした。
1年5か月、13回に及ぶ琵琶湖一周の旅が終わりました。参加してくれたみなさんありがとうございました。
次回から次の街道に行きます。
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琵琶湖博物館から大津駅 だいたいの位置 | |||
琵琶湖博物館 屋外展望施設 | |||
湖岸道路と緑地 | |||
近江大橋 | |||
瀬田の唐橋 | |||
大津駅 |
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